人を紹介するための条件(人間関係の計算)
今回の記事は「人間関係における計算」についてです。
皆さんは友人に異性を紹介したことはありますか?
もしくは、紹介してくれと頼まれたことは?
私はどちらの経験もあります。
同僚に女性を紹介してくれと頼まれましたが、別の男に紹介しました。
同僚に女性の紹介を頼まれたとき、私はつい、はぐらかしました。
当てがなかったわけではありません。女性の友人は多くありませんが、その時はたまたま、彼女の友人が出会いを求めているとの話を聞いていました。
後は日程を調整して適当なお店を予約するだけ、それほど大変な作業ではありません。
ではなぜ紹介を避けたのか。
それは同僚があまりモテるタイプではないからです。
男同士、友人として上手く付き合っていましたが、女性に自信を持って紹介できるかと考えると、そうではありませんでした。
私は考えました。
彼女や彼女の友人から、紹介されるのがどんな男なのか聞かれるでしょう。格好いいのか?どんな性格?休みの日は何を?
ポーカーのようなもので、自分の手札を良くみせることはできますが、実際に会った時に3のワンペアでしたでは、相手にガッカリされてしまうでしょう。
それがポーカーだと言い張ろうかとも考えました。でもこれはポーカーではありません。合コンです。
かといって自分の友人を悪く言うのも心苦しいとなれば、自信をもって紹介できる人間を紹介するしか手はありません。
だから他の男性を紹介することにしたのです。
人間関係には多くの計算が必要です。
今回の1件においては、私と同僚や彼女との関係、彼女と友人の関係などに対して、私の言動が与える影響を考えなければいけません。
しかし一方で、計算や打算のない関係性があれば良いのにとも思うのです。
私の勝手な考えで人を判断するのは、同僚がモテないと思うのも、彼女と友人もそう思うだろうと想像するのも、相手に失礼なような、見下しているような気がするのです。
自分や人が傷つかないように計算をするのが「優しさ」でしょうか。それとも、あまり気にせず人を信じて任せるのが「優しさ」でしょうか。
どちらも必要だと思いますが、なんだか難しいですね。
つまり何が伝えたいかというと、合コンのセッティングはもうこりごりだということです。